阿蘇

阿蘇山

 東西18㎞、南北24㎞、周囲128㎞、世界最大級の大きさを誇るカルデラの中に阿蘇五岳がある。現在も噴火を続ける中岳を中心に、高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳を指す。9万年前の大噴火の時には、火砕流で九州の半分を覆ったと推定されている。写真は中岳火口。
 現在は火山活動が落ち着いている時は、有料道路かロープウェイで火口付近まで行くことができる。活動が活発化したり、有毒ガスが発生した場合には立ち入りが禁止となるので、事前に問い合わせて出かけるのが良い。 阿蘇山火山博物館/0967-34-2111

ロープウェイ
登山道路

門前町の水基巡り

水基は気軽な水飲み場
門前町通り

 雄大な阿蘇の山々に降った雪や雨は、長い歳月をかけて清らかな水になっていく。肥後国一の宮阿蘇神社のすぐ近くには門前町のレトロな雰囲気を残す町並みがある。懐かしいお店や美味しい食べ物など、ぶらっと散歩したい。そこかしこに湧水が溢れ、水飲み場(水基)も22ヶ所。阿蘇神社参拝の折には是非とも寄ってほし

通りで見つけた「阿蘇あかうし丼」

あか牛「牛かつ丼」
阿蘇「はなびし」

 門前町水基巡りの真ん中あたりに建つ、レトロな造りの食事処。イチオシはなんといっても「あか牛牛カツ丼(ランチタイムのみ)だ。阿蘇あか牛のヘルシーな赤身をレアの牛カツにしたもので、お肉の旨みを引き立てるワサビは、あか牛のカツと相性がバツグン。食べ方は、まず牛カツにお好みでワサビを付け、特製のだし醤油に付けて。最後はおろし醤油でさっぱり。  ほかにも、阿蘇の米と五目がぎっしり詰まった「田舎いなり」、じっくり煮込んだあか牛をカレーにした「あか牛カレー」も捨てがたい。

■あか牛丼/2,200円 あか牛「牛カツカレー」1,760円 ■営業/11:00〜16:00 ■定休日/不定休

熊本県阿蘇市一宮町宮地1861  TEL.0967-22-0896

阿蘇市のもうひとつの名物 元祖たかなめし「あそ路」

元祖がココあそ路。昭和43年より続く伝統のたかなめしは、多くの人たちから愛され続けている。同時に「味噌煮込みホルモン」も人気。1日荒炊き、1日味噌を入れて2日間じっくり煮込んだ、やわらかい馬ホルモンの煮込みだ。またしその実や高菜、たくあんなど自家製のお漬物もブッフェスタイルでいただける。また馬刺しなどの熊本名物もある。 元祖たかなめし580円・ホルモン煮込み500円 たかなめし定食(たかなめし・ホルモン・小鉢)1,430円

白川水源

白川水源
白川吉見神社

 入口から緑のシャワーを浴びながら200mほど歩くと水源地。白川水源は毎分60tもの豊富な湧水量を誇り、地底の砂とともに勢いよく波紋を広げながら湧いている。日本名水百選としても名高い。横には白川吉見神社があり、古くから水に対する信仰があったようで、水神様「みつはのめ神」が祭られている。

水晶館&ヒーリングカフェクリスタル

パフェ
テラス

 白川水源入口付近にあるカフェ。館内はウッディでアジアンな雰囲気。カレーやフレンチトーストなどが人気。スイーツではフルーツロールケーキと手ごろな料金のプチパフェ(300円)がおすすめだ。  カフェの裏には重さ2.1tもある日本一大きな水晶が飾られている。運気を高めるストーンアクセサリーも販売しており、数々の原石やアメジストドームが展示され、中に入っただけで運気が上がるかも。

熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2085 TEL.0967-62-0777

南阿蘇村物産館 自然庵

自然庵店内

熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2096-1

名物「名水まんじゅう」

TEL.0967-62-3303

 白川水源の入り口にある物産館。名物は、本葛を名水で練り、こしあんを包んだ「名水まんじゅう」。ほんのり桜の香りがする蜜に浮かんでいる。少し凍らせて器に移し、白川水源の水を注いで食べると絶品だとか。しぼりたて小国ジャージー牛乳100%「ソフトクリーム」もおすすめ。

高森湧水トンネル公園

湧水トンネル入口
ウォーターパール

 かつて国鉄高森線と高千穂線を結ぶトンネルを掘削中に坑道が水脈に当たり大量の水が流出、廃止となったトンネル跡で全長550m。トンネル内は常に17℃を保ち、夏は清水と清涼感を体感できる。中央部には水路があり、往復それぞれ一方通行となっている。幻想的な空間からなり、電飾で光のファンタジーが体験できる高森町の観光の目玉だ。普通の水に特殊な音波を与えて球体に変化させる仕組みの「ウォーターパール」が見もの。七夕とクリスマスの時期には電飾が一層華やかになる。

■営業/9:00〜17:00(月曜定休) ■入館料/大人300円・上人100円

阿蘇郡高森町高森1034-2  TEL.0967-62-3331

高森 田楽の里

山里定食

■営業/11:00〜19:00

210年前の建物

阿蘇郡高森町大字高森2685-2

TEL.0967-62-1899

 高森町では古くから田楽が郷土料理として親しまれている。数軒の田楽専門店があるが、中でも人気があるのがココ。雑木林に囲まれた静かな場所に210年前のかやぶき民家を移築した建物。そこで囲炉裏を囲んでいただく田楽は格別だ。  高森特産のつるの子いも、やまめ、豆腐やこんにゃく、肥後赤牛、地鶏、旬の野菜を特製の味噌で香ばしく焼き思いっきりガブリ。雰囲気も味もイチオシの店。

しょうゆ最中アイス 豊前屋本店

しょうゆ最中アイス

■営業/8:00〜18:00頃

店内

阿蘇郡高森町高森1231

TEL.0967-62-0535

マルキチ醤油・味噌の蔵元。5代目オーナーが開発した「しょうゆ最中アイス」が話題を呼んでいる。小国ジャージーアイスに、阿蘇の大吟しょうゆを少し練り込み、最中で包み、しょうゆソースをかける。神奈川から取り寄せている最中皮は歯応えパリパリ。ほんのりしょうゆ味のアイスはさっぱりして、キャラメルのような味。ほかにも味噌かりんとう、味噌ケーキなど蔵元ならではの美味しさ。鹿児島の黒酢を使った「ジャンジャンかけてうまいっす」はキャベツなど料理に使うお酢。「大吟」は、しょうゆの王様的存在。商品満載の店内を見て回るだけでも楽しい。

阿蘇お菓子工房たのや たのシュー

たのシュー

■営業/9:00〜19:30(水曜定休)

建物

阿蘇市一宮町宮地3094

TEL.0967-22-0255

 超人気はシュークリーム。アーモンド風味の薄い皮の中には、濃厚な生カスタードと生クリームがたっぷり。が、意外にもさっぱりしており何個でもペロリ。テイクアウトして食べながら街を散策している人も目立つ。元々は和菓子屋だったが、現在の3代目シェフが洋菓子店へと変身。数種類ある季節のロールケーキはお土産にも最適。

南阿蘇菓子処 蘇水

大人気の「阿蘇とまとろーるTM」は、手間暇かけて作られるため1日10本限定商品。美白・老化防止に効果があるリコピンを多く含む、高級品種「ももたろうエイト」使用、ミネラルたっぷりの白川水源の天然ミネラルウォーター、大自然の中で自由に草を食べて育ったストレスフリー鶏の卵などこだわりづくし。さらにシェフが内緒にしておきたかったという「トマト本来の味を究極の濃縮方法で作っている」とか。

■営業/10:00〜17:00(水曜定休)

阿蘇郡高森町大字高森1293 TEL.0967-62-1771

内牧温泉 町湯

七福温泉

建物

■営業/13:00〜21:00

■入浴料/大人100円・子供50円

浴場

阿蘇市内牧520-10

 まるで地元の人だけしか利用できないかと思わせるほど素朴な温泉。道路下に建っている。中に入ると箱が置いてあり、そこに100円入れて入浴する。源泉は45.1℃の源泉かけ流しの湯。泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウムー硫酸塩泉。お湯は透き通ったような透明で、長方形のタイル風呂。湯船のすぐ横から新鮮な温泉がじゃぶじゃぶ出ている。

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onsen

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