大分県九重町 紅葉と九重九湯

九重紅葉スポット

大分県玖珠郡九重町は、標高1000m級の山々と9つの温泉郷があり、自然と温泉が融和した人気の観光スポットです。天空の散歩道と言われる「九重“夢”大吊橋」は平成18年に誕生した、日本一の高さ173mを誇る人道専用吊り橋です。長さは390m、橋の上からは“日本の滝百選”の震動の滝や鳴子川渓谷など、四季折々の景色が堪能できます。眼下に広がる紅葉の眺めは、まさに絶景です。

写真左は「震動の滝」。落差は雄滝83m・雌滝93m。水量が多い時には周囲を震動させるといわれ、龍神伝説が残っています。遊歩道があり、近くで見ると迫力に圧倒されます。

写真上は「牧の戸峠」。別府と阿蘇を結ぶやまなみハイウェイ(県道11号線)で最高所の1333mに位置する、久住山への登山口。冬は幻想的な霧氷の世界に!

タデ原湿原

くじゅう連山の懐、標高1000mの長者原に広がるタデ原湿原は、坊ガツルと共に2005年にラムサール条約湿地に登録されました。高山植物の宝庫で、この地ならではの可憐な野草も見られます。秋は一面が黄金のススキの原となり、山の紅葉とのコントラストが美しい。登山はもとより整備された木道(2.5㎞)を歩きながら、生態系の世界遺産ともいえる大自然の芸術を堪能できます。車いすでも気軽に楽しめます。

九酔渓

県道40号線に沿い、玖珠川流域の両岸約2㎞にわたり断崖絶壁が直立する九酔渓。ヘアピンカーブが連続する“十三曲がり”が有名。峠の展望台はもちろん、大吊橋からの眺望も美しい。

九州オルレ 九重・やまなみコース

九州オルレは、海岸や山岳などの自然景観から温泉や食などのその土地の文化を感じられるトレッキングコース。「九重・やまなみコース」は、九重“夢”大吊橋をスタートし、長者原タデ湿原までの全長11.1km。雄大なくじゅう連山を眼前に体感しながら国立公園内を歩きます。

九重九湯

①筋湯温泉

うたせ大浴場

湯を肩や腰に当てる湯治で知られた「日本一のうたせ湯」が名物で、うたせ大浴場(共同浴場)には高さ3m、32条もの湯滝が絶えず流れ落ちている。天徳2年(958)開基の記録があります。

②宝泉寺温泉

町田川の畔に開け、初夏のホタルまつり、真冬の花火大会などイベントも人気。天慶元年(938)、諸国巡錫の途中に立ち寄った空也上人ゆかりの温泉。石櫃の湯(足湯)がシンボル。

③湯坪温泉

古くから大岳地獄に湧出する温泉に恵まれた山間の集落に約20軒の民宿がある“湯坪民宿村”として人気。新鮮な野菜や豊富な山菜、手づくりの味と貸切風呂を安価で楽しめます。

④川底温泉

温泉は、川石が敷き詰められた三槽の内湯の底から湧出している。延喜元年(901)、太宰府に向かう途中に刺客を逃れてこの地に身を隠した菅原道真が開いたと伝えられる。

⑤竜門温泉

松木川上流、国指定名勝“龍門の滝”は、幅40m・落差26mの豪快な二段落とし。夏は滝滑りでにぎわう人気スポット。滝の周辺の温泉は、昭和50年代前半に新しく開発されました。

⑥壁湯温泉

亨保年間(1716〜35)、猟師が町田川沿いの洞窟に温泉を発見。険しい岸壁に道をつけ、浴槽を造ったのが始まりという天然洞窟温泉が名物。39℃の単純温泉は長湯ができます。

⑦馬子草温泉

飯田高原の中央に位置し、黄色い濁り湯はナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉。露天風呂から眺める雄大なくじゅう連山や満天の星空が絶景です。

⑧九酔渓温泉

四季折々に迫力ある景観が楽しめ、特に秋の紅葉で有名な九酔渓にある温泉。泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉。初夏には渓流にホタルが舞う。

⑨水分温泉

R210沿い、水分峠の近くにある温泉。99℃の硫黄泉が八郎地獄から湧いており、お風呂のほかに蒸気は蒸し物にも使われています。広大な敷地内に宿や食事処があります。

⑩長者原温泉

やまなみハイウェイ沿線で雄大な景観が自慢。星生温泉、牧の戸温泉もココ。久住山・三俣山・大船山等の登山基地にあたり、四季を問わず旅行者や登山者で賑わっています。

⑪筌の口温泉

正保年間(1644〜47)に村人入浴の記録が残る、鳴子川河畔に湧く効能豊かな濁り湯。昭和27年には川端康成も訪れ、後に小説“波千鳥”を残しました。

筌の口温泉

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onsen

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