城下町の紅葉と秘湯

長野県 小諸市

 江戸時代の姿を今に残す小諸城跡。本町通りには当時の栄華を誇る商家、島崎藤村や高浜虚子らの文化が残る。街並みをゆるりと歩けば、歴史扉を開くことができる。また町の至る所に蕎麦屋さんがあり、リンゴ狩りも楽しめる。

小諸城址 懐古園

大手門

小諸城は平安時代から鎌倉時代にかけて、「源平盛衰記」や「平家物語」に登場する小室太郎光兼が、現城址の東側に築いた。この城の特徴は、全国的にも珍しい城下町より低い穴城で、浅間山の火山灰でできているため、水を用いず、崩れやすい断崖が堅固な要塞となっている。

江戸初期の建築で、大工は江戸から呼び、瓦は三河(愛知)から運んだとされる。国の重要文化財。周囲は公園になっている。

商家の街並み

ほんまち町館

本町は、古い商家の街並みが残り、骨董屋、ギャラリー、呉服屋、味噌屋などを覗いて歩く楽しみがある。明治32年から6年間、島崎藤村が住んでいた場所もある。ほんまち町屋館は当時の味噌・醤油の醸造業で、有形登録文化財に指定されている。

布引観音

牛に引かれて善光寺参り”の伝説がある天台宗の名刹。

「牛にひかれて善光寺詣り」とは、信心を持たないおばあさんが、牛に姿を変えた観音様に導かれ、善光寺にたどり着き、今までの強欲で意地悪な心を悔い改めたという伝説で、ここ小諸から歩いたと伝えられる。

小諸には秘湯がいっぱい!!

浅間山荘

間山の登山口に位置し、日本一の赤い温泉として知られる秘湯。単純鉄弱冷鉱泉で空気に触れて赤くなる。弱酸性の温泉は肌に優しい。展望風呂からは山の稜線を望む大開放。料理は信州の山の幸をたっぷりいただける。

小諸市甲又4766-2 TEL.0267-22-0959

小諸グランドキャッスルホテル

洋室を中心に91室を誇るホテル。大浴場の大きなガラス越しに、青空と信州の美しい山並みを望む。夕食・朝食がバイキングのバイキングプランが人気。和・洋・中が揃い、しかもアルコール・ソフトドリンク飲み放題。

小諸市古城1-1-5 TEL.0267-22-8000

中棚荘

アルプスをはるかに望み、眼下には千曲川。島崎藤村が愛した老舗宿で、自家源泉100%のかけ流しを心行くまで。お風呂は内湯と展望露天風呂。秋から冬はりんご風呂が人気。江戸時代の旧家を移築した登録有形文化財。

小諸市古城中棚1210 TEL.0267-22-1511

あぐりの湯 こもろ

雄大な浅間連峰、千曲川、小諸市を一望できる日帰り温泉施設。露天風呂はもちろん、サウナの窓からも四季の景色が楽しめる。ジャグジーや打たせも完備。食事は地元特産の白いもを使ったコロッケ定食、じゃがバターが人気。

小諸市大久保1145-1 TEL.0267-24-4126

薬師館

大正浪漫漂う懐かしい雰囲気と、レジャーランドのような面白さを併せ持つ新しいスタイルの宿。旅館をホテル感覚で楽しみたい、一人旅、カップルにおすすめ。温泉は池に建てられ、窓からのぞくと池に浮かんでいる感覚。

小諸市菱平740 TEL.0267-22-0077

常盤館

常盤館本館より名物の登山電車に乗って1分30秒、絶景の展望露天風呂『雲の助』が人気。標高1,050mの浴槽から望む八ヶ岳、富士、佐久平の大パノラマは美しく爽快そのもの。館内には広々とした大浴場もある。

小諸市菱平762-2 TEL.0267-22-0516

布引温泉 こもろ

ナトリウム塩化物泉、源泉100%のお風呂で、ゆったりとした大きな浴槽は内風呂に2つずつ、露天風呂は自然石を用いた解放感たっぷりのお風呂。時間と共に移りゆく浅間連山の景色を見ながらのご入浴は至福のひと時。

小諸市大久保620-3 TEL.0267-22-2288

高峰高原ホテル

標高2000mの景色は、雲と同じ目線で温泉が楽しめる。新緑の朝はすっきり、夜は佐久方面の夜景が美しい。運がいいと雲海に出会えることも。料理は地元信州牛や自家栽培の野菜が美味。

小諸市高峰高原704 TEL.0267-25-3000

ランプの宿 高峰温泉

標高2000mに佇む秘湯。昔懐かしいランプの灯りに哀愁を感じる「ランプの湯」は、日帰り入浴も可。そして自然と一体になれる雲上の露天風呂。少しぬるめの男女別内湯がある。ぬるめの源泉槽との温冷交互浴がおすすめ。

小諸市高峰高原704 TEL.0267-25-2000

Follow me!

投稿者プロフィール

onsen

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です