草津温泉
湯畑
毎分32,300r以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧出する「草津」。自然湧出量は日本一! 草津の旅館や温泉施設では「源泉かけ流し」が思う存分堪能できる。泉質は日本有数の酸性度で、pH値は2.1(湯畑源泉)。雑菌などの殺菌作用は抜群。
草津温泉は兵庫県有馬温泉と岐阜県下呂温泉と並ぶ、日本三名泉の一つで、自然湧出量は日本一、起源は1000年以上前だと言われている。その中でも湯畑源泉を中心に、六大源泉から成り立っている。 湯畑源泉は温泉街の中心に位置し、毎分4,000rの温泉が湧き、湯煙を舞い上げている草津のシンボル。草津6源泉の中でも温泉源の中心になっており、温度が高いため、源泉から7本の大きな樋にお湯を通し温度を下げている。周囲は瓦を敷き詰めた歩道、石柵、ベンチ、足湯などがあり湯上りの散策として楽しめる。
熱の湯
江戸時代から伝わる独特な入浴法に「時間湯」というのがある。草津の温泉は高温のため、この高温の成分を損なうことなく、温泉療法として利用するために考えられた。 熱くてそのままでは入れないため、水を使わず自然に温度を下げる方法として「湯もみ」が考えられた。入浴法を指導する湯長の号令で時間を3分に区切って一斉に入浴する。幅30cm、長さ180cmの板で湯もみをして温度を下げ、湯をやわらかくする。この作業は20〜30分かけて行われ、高温に耐えうる体力を見極めながら湯をかきまぜる。 それを館内で再現するのが熱の湯。草津温度の歌に合わせて湯もみをし、舞台では踊りも披露される。また、入場客の方も湯もみ体験ができる。
西之川原通り散策
草津温泉 立ち寄り湯めぐり
白旗の湯
まここにきて温泉を発見し、入浴したと伝えられる。お湯は白濁しており、2つの木枠の浴槽がレトロ。 湯畑そばにある。
千代の湯
湯滝のすぐそば、大きな旅館に挟まれた格好の共同浴場。浴槽は1つで透明のお湯で満たされている。時間湯あり。
地蔵の湯
湯滝のすぐそば、大きな旅館に挟まれた格好の共同浴場。浴槽は1つで透明のお湯で満たされている。時間湯あり。
テルメテルメ
「中沢ヴィレッジ」内、健康と美容がテーマの温泉館。あつ湯・ぬる湯などを揃った温泉ゾーンでは2種類の源泉が楽しめる。時間湯体験も可。プールゾーンやリラックスゾーンなど、その他の設備も多彩。
西の河原露天風呂
草津一の大露天風呂。雑木林に囲まれ、500gの岩風呂で、のんびりくつろぐことができる。
草津温泉の西方にあるため『西の河原』と呼ばれる。昔は『鬼の泉水』といい、今も鬼の茶釜、鬼の相撲場などの名勝がある。河原の至る所から50℃以上の温泉が湧き出し、その量は毎分15,000rに及んでいる。公園内には町営の大露天風呂『西の河原温泉』もある。
御座乃湯
2013年4月25日にオープンした木造2階建ての湯屋では、湯畑源泉、万代源泉の2種類の源泉に親しむことができる。 湯治もおすすめ。
大滝乃湯
美人の湯と名高い煮川源泉が楽しめる共同湯。古くから草津に伝わる「合わせ湯」が体験できるのはここだけ。ぬるい方から湯温の異なる浴槽(男湯5・女湯4)を順々にめぐろう。大浴場や露天風呂、貸切風呂もある。
草津のグルメ
温泉まんじゅう
元祖温泉まんじゅう専門店 長寿店
草津の温泉まんじゅうを作っているお店の中でも元祖で「安くて旨い」をモットーとしているのがココ。
西の河原通りを歩いていると、お兄さん、お嬢さんと呼びかけてまんじゅうを配っている。店の裏で製造したまんじゅうを表で蒸し上げ、出来上りホカホカで美味しい。女社長さん自らが店頭に立って配っている。
小豆・栗・抹茶の3種類あり、確かに安くて旨い。また店先での呼び込みの掛け合いも楽しい。
本家ちちや
向かう途中、店先で蒸気が上がっているお店。こちらのまんじゅうの特徴は、皮がもちもちして中はあんがたっぷり。
白と茶の2種類で、白は外側がこしあんで中に栗あんが入っている。茶の方は黒糖の皮に昔ながらの北海道産つぶあんがたっぷり。お店は湯畑前などに3店舗。
田島屋
湯畑周辺のお店
上州麺処 平野屋
湯畑前のそば屋さん。北海道の契約農家で作られた玄そばを石臼で挽き、新そばの状態で通年保てるよう、玄そばから徹底して温度管理をしている。
人気メニューは天せい(天ざる・舞茸高原野菜の天ぷら・温泉玉子)、10日舞茸天ざる、上州豚せいろ(群馬銘柄豚「赤城ポーク」を使用した、温かいつけ汁でいただく)などがおすすめ。 2Fは和カフェ。温泉宿もしているため、入浴とセッ
レストラン月乃井
湯畑の前にある洋菓子と食事のできるお店。1Fが洋菓子で、大きな石焼き窯で作ったお菓子が美味しい。ホールケーキやショートケーキ、焼き菓子が揃っており、店内で食べることもできる。 2Fは洋風のレストラン。パスタランチセット(グリーンサラダ・パスタ一品・手作りデザート・コーヒーか紅茶)や、ハンバーグセット、ラザニアセットなどが定番。 素材を生かした味づくりに専念しているという女性シェフ。身体にやさしい料理は女性ならではの心づかい。
茶房ぐーてらいぜ
湯畑の周りにあるカフェ。自家製のケーキやプリンなど、少し甘味を抑えた大人の味が人気。ケーキはヨーグルトティラミス・クラッシックショコラ・レアチーズなどが定番。コーヒーや紅茶などのセット、プリンもかぼちゃプリン・豆乳プリンがあり、抹茶パフェも捨てがたい。コーヒーは注文を受けてから豆を挽く本格派で、ブレンド・モカ・キリマン・アメリカン・ブルーマウンテンとひと通り揃えている。 また、スパゲティやピラフ、ピザなどの軽食もOK。湯畑の散策に疲れたらひと休みにちょうどいい。
ホテル一井
湯畑と一体化したような雰囲気の白亜の一大ホテル。本館8階・別館9階・西館6階から成る総客室数125室のホテルは、江戸時代から多くの人で賑わっていた老舗。全客室の内、湯畑側に向いているのが25室で、その部屋から埋まるので早めの予約が必要とされる。湯畑向きのお部屋からは、大きな湯畑が一望でき、夜はライトアップがとてもきれいだった。
温泉は、大浴場は白旗源泉を使っているため、少し白濁してまろやかなお湯だ。含硫黄・アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉で強酸性。これだけ広い浴場なのに源泉かけ流しというのが草津の凄いところだ。一方、緑に囲まれた露天風呂は万代鉱源泉から引いており、透明でさらりとした肌触り。塩化物・硫酸塩泉で、こちらも源泉温度が90℃以上あるにもかかわらず、源泉かけ流しで利用できる。一度に2つの源泉を楽しめるのもココならではの楽しみだ。
お食事処「季味の浪漫」は大正浪漫の雰囲気で、オープンキッチンで調理された熱々の料理が運ばれる。季節の会席で、和牛ロースステーキやお造り、湯畑鍋(豆乳鍋)など草津ならではの味がたっぷりいただける。 またモノクロームなデザインが、どこか懐かしいビュッフェ「あららぎ」では、群馬地場の素材にこだわった和洋の料理をバイキングでいただく。好きな物を好きなだけ、ゆっくりと味わってほしい。
1階はお土産センターになっており、地元のお土産を一式揃えている。
草津温泉のホテル一井【公式】湯畑に一番近いホテル
草津温泉のホテル一井は、創業三百余年、江戸時代から愛され続けてきた草津で「湯畑」に一番近いホテルです。老舗宿ならではのおもてなしと、湯けむり情緒溢れる風情が時…
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