温泉は効果があるのか

鹿児島へ向かう

1995年9月、私は鹿児島県の肝属郡串良町(現在の鹿屋市)へと向かいました。

 串良町は鹿児島県の頭部に位置し、大隅半島の中央に位置しています。のどかな田園風景が広がる、半農半漁の町です。火山灰土壌のシラス台地から染み出る弱酸性の水が、うなぎの養殖に適しているらしく、全国有数の養殖地でもあります。

 町の人口は当時、約14,100名。うち65歳以上の人口は約3,800名で、高齢者の割合は28%、3人に1人が老人という状況でした。産業構造は畜産を主体とする第一次産業が40%、建設や製造などの第二次産業が22%を占め、いわゆる肉体労働に伴う筋・骨・関節系の障害が多くなる基盤でした。

 同町には温泉源はありませんでしたが、同町保健課が温泉の健康増進効果に着目していました。同課の(当時)岡留さんを中心として運動を推進し、1992年(平成4年)に予算を計上して、県下17ヶ所の温泉保養所と利用の契約を結びました。

 国民健康保険(以下国保)加入者を対象に、無料入湯券の配布を開始し、近隣の温泉への無料送迎バスを運行しました。温泉無料券は1人1回につき20枚、年に3回配布(計60枚)しました。温泉利用料金280円の内、200円を町が負担して、80円が個人負担となります。無料送迎バスが、行く先別に町内の各所を回り、希望者を乗せていくというシステムです。

 また年2回「温泉市健康に関する講演会」を催し、健康への啓蒙活動を推進するとともに、温泉療養を始める前の事前検診や、効果的な入浴法を指導するなど、温泉利用による健康推進活動を続けました。

 事前検診では高血圧症・肥満・高脂血症・糖尿病に加えて、膝関節症・腰背筋痛・変形性脊椎症・肩こり・冷え性などの温泉効果が期待できる疾患も数多く見られたそうです。

 岡留さんは「町長をはじめ、皆さん温泉の効果はわかっていたので、始める時の苦労はありませんでした。でも、これほどハッキリした数字が出るとは思いませんでしたね。これからはどう維持していくかです」と話されました。ではどんな数字があらわれたのでしょうか。

水素風呂

数字はどう語ったのか

 年間医療費の変化は多くの因子、総人口や老年人口の比率、伝染あるいは流行病(インフルエンザなど)の動向、医院の数や社会の医療への姿勢、広報活動、保険点数の変動に大きく影響されます。しかし、ここ20年以上にわたり医療費は着実に増加しており、それは串良町でも同様でした。

 しかし1992年(平成4年)度に8億4006万円必要だった国保医療費が、1993年(平成5年)度に7億7551万円(前年度比マイナス6455万円)、1994年(平成6年)度には7億8529万円(前々年度比マイナス5477万円)を達成しました。パーセンテージでは7.7%を示しました。被保険者も240〜330人減少しましたが、年間受診件数1900〜2300件の減少、一人あたりの受診件数も年間医療費も低下しています。

なぜ温泉は体に良いのか

数字の上で医療費の軽減は証明されましたが、ではなぜ温泉は健康に貢献したのでしょうか。串良町が入浴指導や講演会、事前健康を依頼された、当時の温泉医学で高名な田中信行教授(鹿児島大学医学部)にお話を聞いた記録が残っています。

 日本人は古くから体験的に療養泉として利用されてきました。温泉入浴の効果は大きく分けて温熱効果」「水の物理的効果」「含有成分の効果」「長期療養効果」の4つに分類できるそうです。

①温熱効果

 温泉による第一の効果は、全身の血管を拡張して血液の流れを円滑にすることです。皮膚表面の血液が暖められことで、血流によって効率よく熱が全身につたわっていきます。また血管が拡張されるため、心臓の負担も軽くなり、血液を全身に送り出す心拍出量も大きくなります。その結果、体内に新鮮な酸素や栄養を送り込むことができます。同時に老廃物を流し去ることもできます。よって血液中の炭酸ガスが減り、体内のpHはアルカリ性を示すようになります。血行が良くなれば疲労回復にも効果が認められます。

 神経刺激効果について…36〜40℃のややぬるめのお湯は、神経を鎮める効果があります。ゆったりとした安心感や心地よいときに出る、脳のα波が増加することも実験によって確認されています。反対に42℃以上の熱い湯は神経を刺激して、血圧の上昇と興奮を招くため、疲労回復という面からもおすすめできません。

組織の柔軟化…運動後の筋肉痛を始め、脳卒中後の関節のこわばり、リュウマチなど結合組織の柔軟化、筋肉や関節の痛みを緩和し、傷ついた組織の修復を促進してくれます。

②水の物理的効果

 人間の比重は水に非常に近く(だから浮く)、水中での体重は最大の10分の1程度になるそうです。浮力は体重負荷を軽減させ、骨・関節障害、筋肉低下を有する場合でも、水位により体重の免負荷量を軽減できます。つまり体の麻痺や関節の痛みのために歩けない人でも、お湯の中では楽に歩くことができます。水の粘性においては、浮力による重力の開放はあっても、水の粘土抵抗はあらゆる方向の水中運動に、適度な抵抗を与えてくれます。すなわち空気中とは異なり、重量をを軽減した状態で、十分な運動訓練が行われます。

③含有成分の効果

 温泉に含まれる様々な成分によって、それぞれの効果があります。特に保湿効果は、温泉に含まれる塩分の皮膜効果によるところが大きいようです。ホウ硝(硫酸ナトリウム)、石膏(硫酸カルシウム)、食塩などの塩類が皮膚のタンパク質や脂肪と結合し、皮膚の表面に薄い被膜を作ります。それが体内の熱を逃げにくくする、皮膚皮覆効果を生じて、体をサランラップで包んだように、温熱効果を持続する訳です。温泉成分の皮膚からの吸収は、そう多くはありませんが、皮膚病などの効果は確認されています。飲泉では重炭酸ナトリウムが過酸性胃炎に、硫酸塩泉は便秘に効果があります。

④長期療養効果

 温泉地にゆっくり滞在して温浴を繰り返すと、自律神経やホルモンに変化があります。すなわち、初期に高値のものは低下し、低値のものは上昇し、正常値に落ち着く傾向があります。これらは再調整作用と呼ばれています。もちろん温浴のみが主因ではなく、安静や脱ストレスも改善の一因と考えられます。

【最新の温泉療法】

 重症心臓病の温熱療法があります。正式には「心臓病の温熱性血管拡張療法」といい、患者を60℃くらいのサウナに15分、または40〜41℃の温泉に胸下まで10分間入浴させるものです。かつては心臓病に入浴は良くないと言われていましたが、浅い風呂やサウナを注意して利用すると、血管拡張作用のために、弱った心臓の手助けを摺ることができます。また高血圧は従来、薬による治療が中心でありましたが、特に就寝前の入浴は血管を拡張させ、良く血圧を下げて安眠することができます。

温泉の主な適応症

【浴用】

塩化物泉

切り傷・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病

炭酸水素塩泉

切り傷・やけど・慢性皮膚病

硫黄泉

慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症

硫酸塩泉

動脈硬化症・切り傷・やけど・慢性皮膚病

【飲用】

塩化物泉

慢性消化器病・慢性便秘

炭酸水素塩泉

慢性消化器病・糖尿病・痛風・肝臓病

硫黄泉

糖尿病・痛風・便秘

硫酸塩泉

慢性胆嚢炎・胆石症・慢性便秘・肥満症・糖尿病・痛風

含鉄泉

貧血

放射能泉

痛風・動脈硬化症・高血圧症・慢性胆嚢炎・胆石症・神経痛・筋肉痛・関節痛

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 35年前、私は皮膚に湿疹ができました。翌日、皮膚科に行って塗り薬をいただきそれを塗布しました。その日は別府明礬温泉の取材の日で、予定通り取材に向かいました。別府明礬温泉は白濁した硫黄泉です。適応症にも「慢性皮膚病」と記していたので、ちょうどいいやと、取材後にいつものように入浴しました。

 家に戻り服を脱ぐと、体の湿疹が強く悪化していました。病院の薬も塗ったし、硫黄泉にも入ったし、不思議だなと思っていました。翌日からはかゆみ止めと塗り薬で次第に治まってきました。悶々としていると、ふと昨日の温泉で「慢性皮膚病」と記していた意味が判りました。私は急性の皮膚病で、慢性皮膚病ではありませんでした。このときばかりは“温泉恐るべし”“温泉をナメるな”と思いこの日以来、温泉に目覚めたという経緯がありました。

温泉分析表の基礎知識

 温泉の脱衣所や入り口に掲げてある温泉分析表。あれは昭和23年に制定された温泉法により、掲示が義務付けられています。温泉地の入浴や飲泉をできる所はすべて、都道府県知事から利用許可を受けています。その際、国が指定する機関で源泉ごとに科学的な分析が行われますが、その結果を表しているのが温泉分析表です。

液性について 

いわゆるpH(ピーエイチ)と呼ばれるもので、その温泉がアルカリ性か酸性かを表す数値です。酸性かアルカリかは水素イオン濃度の多いか少ないかで決まります。水素イオン濃度が高いほうが酸性が強い。温泉では酸性・弱酸性・中性・弱アルカリ性・アルカリ性の5段階から成り立ったています。pH値は一般には1〜14で表記され、数値が7を境に低いほうが酸性、高いほうがアルカリ性です。ただし正式には下は-3.6などがありますが、極々稀な数字なので上記のように表現します。ちなみにpH3未満酸性・pH3以上〜6未満は弱酸性・pH6以上〜7.5未満は中性・pH7.5以上〜8.5未満を弱アルカリ性・pH8.5以上をアルカリ性といわれています。

緊張度について

刺激作用が強いのを緊張性、弱いのを緩和性といいます。酸性泉・硫黄泉・炭酸鉄泉・明礬泉・緑礬泉などが緊張性です。私が急にできた皮膚炎で硫黄泉で悪化したのは、まさに硫黄泉の刺激のある温泉に入ったからです。

一方、単純温泉・食塩泉・重曹泉・石膏泉・放射能泉などは緩和性といえます。

浸透圧について

 泉質と並べて低張整、等張性、高張性と書かれています。これは浸透圧を示すものです。浸透圧とは濃い方から薄い方へ移動しようとします。温泉の成分が体液より濃い場合(高張性)、温泉成分が体内に入りやすくなります。また逆に温泉の成分が体液より薄い(低張性)場合は、同じ濃度になろうとする力が働き、水分が入り込みます。指先などがふやけてブヨブヨになる、あの現象です。

 浸透圧が働くと、ミネラルなどが少し体に吸収されます。これこそが温泉浴と普通の淡水温浴との大きなちがいなのです。昔から「新湯は年寄りに毒」と言われています。いわゆる一番風呂のことです。これは温泉でなく普通のお風呂のことですが、何も溶け出していない沸かしたての湯より、人が入って汗や塩分が溶け出した湯のほうが、体との浸透圧も縮まり、温浴効果はより確実に期待できます。

健康な人の体液はpH7.4

もう少し詳しく温泉の泉質と効果について

単純泉

 単純温泉と言っても、最も複雑な温泉です。さらに療養向けの温泉も多いのです。別名「神経痛の湯」とも呼ばれ、五十肩や冷え性にもおすすめです。またpHが8.5以上あればアルカリ性単純温泉で、湯にまろやかさがあって、通称美人の湯と言われます。

塩化物泉

 塩分を含み塩辛いので、一般的には海沿いの温泉にこの成分が多いようです。Na成分が多いので保温保湿効果が高いのが特徴です。入浴では火傷後、慢性皮膚病、慢性婦人病に効能があります。また飲用できれば、胃腸病にとても良いようです。「胃腸の湯」と覚えて下さい。

二酸化炭素泉(炭酸泉)

 遊離の二酸化炭素を多く含み、入浴すると全身に小さな泡が付着します。スーパー銭湯などでよく人工の炭酸泉を見かけます。泡がびっしり付着します。ただし温度が少し低いと思います。炭酸泉は高温になると泡が付着しなくなるのが特徴です。飲めばサイダーのようです。炭酸ガスが肌を刺激して血行が良くなり、血圧を下げる作用があります。一般的には「心臓の湯」と呼ばれます。入浴で高血圧・動脈硬化・更年期障害。飲めば慢性消化器病などにおすすめです。

炭酸水素泉

 以前は重炭酸土類泉と重曹泉に分かれていました。重炭酸には鎮痛作用があるので、アレルギー疾患や慢性皮膚病に、飲めば胃腸病・糖尿・痛風・肝臓疾患にいいそうです。「肝臓の湯」とも呼ばれます。重曹は肌の脂肪や分泌物を乳化させ取り除くので、肌がなめらかになります。入浴で慢性皮膚病・アレルギー疾患に。飲用で胃酸を中和するので胃酸過多・慢性胃炎におすすめです。通称「美肌の湯」「化粧の湯」「肥満の湯」とも呼ばれています。

硫酸塩泉

 少し黄色がかった湯が多く見られ、舐めると苦味があります。石鹸が泡立たないようで、薬効が高いと言われます。細かく分類すれば、芒硝泉は飲用が中心で、胆汁の分泌を促し、肝臓・胃腸・胆嚢炎・便秘に適応します。石膏泉は鎮静作用があり、高血圧や動脈硬化・リュウマチ・痛風・痔に適応します。正苦味泉は高血圧や動脈硬化に適応し、飲めば肝臓や胃腸にいいようです。「脳卒中の湯」とも呼ばれます。

含鉄泉

 鉄分を多く含み、空気に触れて赤褐色になります。保温効果と強い殺菌力もあります。特に酸性泉の湯は皮膚に疾患のある方は避けた方がいいです。貧血・更年期障害・婦人病などに適応があります。

硫黄泉

 お湯は酸化して白く濁り、ゆで卵のような強烈な匂いのするのが特徴です。石鹸の泡立ちが悪く、解毒作用が強くて刺激が強いのも特徴です。漂白作用で美白効果もあるとか。入浴して慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・高血圧・動脈硬化・糖尿病などに適応します。

放射能泉

 空中に拡散しているため、小さめの内湯で、ラドンガスを十分に吸入することで、細胞が活性化します。またホルミシス効果により、自然治癒力が高まり、代謝機能や免疫力も高まります。痛風・高血圧・動脈硬化などに適応します。

酸性泉

 数少ない泉質です。強い殺菌力があるので肌に刺激が強く、肌の弱い人や子供、お年寄りの方には向かない泉質です。肌がただれることもあるので要注意です。水虫・湿疹・頑固な皮膚病・金属アレルギーのある方にはおすすめの温泉です。

含アルミニウム泉

 皮膚や粘膜を引き締め、慢性の皮膚病、粘膜の炎症、水虫、蕁麻疹、結膜炎などに有効と言われます。

温泉水99

症状別泉質

痩せたい

 一般的に言われているのは重曹泉です。皮膚の脂肪を乳化させて、洗い流すので、毛穴の通気が良くなります。何度も入ることにより代謝も良くなります。また飲用すると便通を整えてくれます。

 また飲んで痩せるという作用は、硫酸塩泉の適応症に肥満症という項目があります。漢方薬のような穏やかな作用で、胃腸の働きを良くして便通を整えてくれます。

貧血

 鉄泉と緑礬泉が有効です。飲むと鉄分の吸収を助け、銅やマンガンなども含まれているため、造血効果があります。鉄泉は浴槽では酸化して茶褐色ですが、出口は透明なので飲みやすいです。

肝臓

 重曹泉と硫酸塩泉が効果的です。この泉質は胆汁の分泌を良くする作用があるので、肝臓の働きを助けてくれます。

胃腸病

 二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、ラジウム泉などが効果的だと言われています。特に飲泉するのが効果的で、飲むと胃粘膜の血流を促進して、胃液の分泌も増えます。慢性胃炎や胃潰瘍を治癒する作用があります。飲泉という意味では、この泉質の湯治宿には、やかんに温泉を入れておいてくれている施設もよく見受けました。

糖尿病

 重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)がおすすめです。特に飲用でインスリンの効果を助けてくれます。また硫黄泉やラジウム泉は、飲用すると糖の代謝を改善してくれます。硫黄泉は入浴だけでも効果が認められています。

痛風

 アルカリ泉、炭酸水素塩泉、重曹泉、pH8以上の単純泉、ラジウム泉などが効果的です。医学的にも重曹をしようする場合があるそうです。特に飲泉がおすすめです。

婦人病

 頭痛や肩こり、めまい、イライラ、落ち込みなどの不定愁訴や更年期は、自律神経やホルモンが関係することが多く、温熱効果が有効です。泉質では炭酸泉や緑礬泉がおすすめです。

以上、温泉の主な効能などを揚げてみましたが、皮膚から吸入される量は僅かであり、本当に療養するには長期の湯治がおすすめです。ちょっと温泉に出かける場合は、解放感などにより精神の安定が大いに期待され、これも立派な温泉の効能です。まずは自分に適した温泉を探すことがいちばん大切だと思います。

 また皮膚に付着した温泉は自然乾燥がいいと言われていましたが、今は雑菌の問題などでシャワーで流したほうがいいとも言われます。特に皮膚病の方は自然乾燥せずに、すぐに拭き取り3分以内に油分を補う必要があります。自然乾燥で油分が水分と一緒に蒸発してしまうからです。3分とは急がないといけませんね。

 お湯にはどこまで浸かればよいのか。これは言うまでもなく心臓に疾患のない方は、肩や首まで浸かりましょう。半身浴というのも流行りましたが、肩や首の凝りがある場合は、半身浴だと熱伝導が遅く、肩や首まで浸かれば早く首筋まで温められて効果的です。

 早朝の入浴は十分に注意しましょう。気温が低い場合は寒暖差が激しく、急激な温度変化による脳や心臓の負担から亡くなる場合が多いようです。私も2度、早朝のお風呂で亡くなられた方を見ました。一度は朝風呂の写真を撮ろうと浴場に入ると、誰も入っている人がいなかったのでシャッターを切りました。大浴場の奥でプカプカ浮いてる袋のようなものが見えましたが、薬湯などを入れる袋がプカプカしているのだと思いました。その後朝食会場に向かうと団体の人達が「○○さん見ませんでし?」と少し騒然となっていました。「おかしいね、どこにもおらんのよ」「風呂場にもいなかったよ」という会話を聞いて、もしやと思い浴場へ行き袋が浮いていると思った場所へ近づくと人間でした。救急車も来ることなく消防の方が死亡を確認しました。今もその写真を見ると痛ましく思われます。

 

では、いい温泉とは

 これについての答えはありません。ひとそれぞれの関心によるものです。基礎疾患のある方はそれを治癒する温泉を探す。オーシャンビューの好きな方。山の絶景が見たい方。源泉かけ流しにこだわる人。温泉を求める理由はいろいろあります。そのこだわりを満たしてくれる温泉が、あなたにとっていい温泉です。

 オーシャビューの夜景のきれいな露天風呂に入っているとき、2人のお酒によった年配の人が入ってきました。入浴するやいなや「あ〜最高の温泉やね〜」と2人で気持ちよく入浴していました。私は塩素の匂いが強烈過ぎてちょっと嫌な気分でした。翌朝、お酒も抜けて入浴したとき、どう感じるだろうかとほくそ笑んだ次第です。参考までに私もいろいろこだわってきましたが、今は「眠くなるような温泉」が最高です。

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